金属アレルギーの出にくいピアスまとめ♪

金属アレルギーとは、金属が人体と触れた際、汗などでわずかにイオン化した金属が溶け出して身体に入り込み、その人の認容量を超えるようになると免疫の働きで異物と判断され、拒絶反応を起こして皮膚が赤く腫れたり、かぶれたり、かゆくなったりといった炎症を起こしたりするものです。

金属アレルギーのでもピアスを楽しみたいですよね。
最近はアレルギー対応のピアスも増えていますのでご紹介します♪♪

※注意
アレルギーは個人差がありますのでアレルギー対応商品でも肌に合わないことがあります。

ニッケルフリー

金属アレルギーの原因のトップに挙げられているのが“ニッケル”です。
ニッケルと汗などの体液が混ざることでかゆみが出ます。

しかしながら、ニッケルには光沢感や耐食性向上の役割を担っている事からアクセサリーはもちろん、身近な日用雑貨や硬貨にも多く使用されています。

主に金属製のアクセサリーに含まれるニッケルで引き起こるアレルギーを防ぐことを目的に、ニッケルをほぼ含まずに光沢感、耐食性を併せ持つニッケルフリーメッキを使用しています。

そのためニッケルによる金属アレルギーをお持ちの方でも安心してご使用できます。

メリット・種類が多く選びやすい
・価格が手頃の物が多い
デメリット・変色が早く起こりやすい
表記「ニッケルオフ」「ニッケルフリー」

チタン

ファストピアスとしてもよく使われているチタンです。

チタンピアスは売っている物によって価格に差がありますが、この価格の差は純度の差です。

純度高いチタンは価格が基本的に高価なのに対し、純度の低いチタンピアスは安価な商品が多です。

チタンは純度の高い方がアレルギーが出にくく、純度が低いとアレルギーが出やすくなります。

もう一つ、安価な物はポストのみチタンで作られており飾りの部分は真鍮などの別の金属を使用している物も多いので購入するときは確認が必要です。

【ピュアチタンピアス】

メリット・アレルギー対応の効果が非常に高く安心
デメリット・価格が高い
・デザインが少ない

【チタンピアス】

メリット・デザインの種類が多い
・価格が手頃
デメリット・ピュアチタンに比べアレルギー症状が出やすい
・飾り部分に劣化が出る可能性が高い
表記「チタン」「チタンポスト」

樹脂

樹脂ピアスはポスト部分が天然素材でできたプラスチックで出来ています。
樹脂ポストは金属じゃないので、金属アレルギーは基本出ません。

樹脂は強度が弱いため、ポストを太くすることで強度を上げ折れにくくしている物がとても多いです。
そのためピアスホールに対して針がきつくなってしまい赤みや痛みが出る人もいます。

樹脂ピアスはポストが折れないようにデザインを小さくにている物がほとんどです。
デザイン部分が小さいとパーツが軽くなるため、折れるリスクが軽減します。

デザインが小さいと、どうしても似たようなデザインに偏ってしまうので大きいデザインが好きな人などは好みの物が見つかりにくいといったこともあります。

【樹脂ポスト】

メリット・デザインの種類が多い
・価格が手頃    
デメリット・ポストが太い
・折れやすい

今は樹脂ピアスの太いく折れやすかったデメリットを改善した商品も出ています。

スリムポストは折れにくいので大きなデザインの樹脂ピアスが多く、選べるバリエーションが増えました。

セラミック

出典:https://item.rakuten.co.jp/des-vacances/cp-007/

セラミックポストは、非金属で金属アレルギーの心配がない素材です。
表面が滑らかでスムーズにピアスホールに入ることもメリットの一つです。
大抵のセラミックポストピアスは、金属ピアスに比べてポストがやや太くなっています。

また、セラミックピアスは寒暖に強いというメリットもあります。
金属よりも熱伝導性が低く、周辺の温度に左右されにくいという、セラミックならではの性質を持っているためです。

まだセラミックポストはデザインが少ないので、選べる幅が少ないです。

メリット・丈夫で折れにくい
・差し心地がスムーズ
デメリット・種類が少ない
表記

純金はアレルギー反応が非常に起こりにくい素材です。

金は「K24(24金)」「K18(18金)」「K14(14金)」「K10(10金)」「金めっき」をアクセリーショップなどでよく見かけます。

「K24(24金)」「K18(18金)」「K14(14金)」「K10(10金)」の数字は金の割合です。
「K24」と「金メッキ」以外は金と他の金属を混ぜてあるということにです。

K24(24金)=純金(ほぼ100%金)
K18(18金)=18:6(金:他の金属)75%が金
K14(14金)=14:10(金:他の金属)約58%が金
K10(10金)=10:14(金:他の金属)約42%が金
金メッキ(めっき)=固体表面に金をコーティングしている

「K24」はアレルギーが非常に起こりにくく、その他は一緒に混ざっている他の金属が合わなければアレルギー反応が出ます。

「金めっき」は使用しているうちにコーティングが剥がれてくると中の金属が直接肌に触れてしまうことでアレルギー反応が出ます。

他の金属を混ぜる理由は純金は硬度が柔らかいため熱に弱く、型崩れしたり傷がついたりしやすいという弱点があるのです。しかしその反面、他の金属と混ざりやすいという特性があるので、混ぜ合わせて合金にすることで、その欠点を補うことができるのです。

さらに、混ぜ合わせる金属の種類や割合を変えることで、ピンクゴールドやホワイトゴールドといった、色味の違うゴールドを作り出すことができるというメリットもあります。

そして、金のアクセサリーは含有率が高いほど価格は高くなります。
アクセサリーショップでK18なのに手頃な物もあります、その場合はポストの部分がK18でポスト以外は他の金属のみで出来ている物がほとんどです。

【純金】

メリット・アレルギー対応の効果が非常に高く安心
・価値が下がらない
デメリット・熱に弱い
・型崩れしやすい
・傷がつきやすい
表記「K24」「24K」「24金」

ステンレス

医療用工具のメスやハサミ、ボディピアスにも使用されている素材です。
サビにくいので金属アレルギーの原因となる金属イオンが溶け出さないために、金属アレルギーを引き起こしにくいと考えられています。

ステンレスは、サビ、変質、腐食に強いため、温泉や海水浴、入浴時も着用いただけます。
スポーツで汗をかいても大丈夫ですし、お手入れなどの煩わしさからも解放されます。
活動的な方にぴったりのアクセサリーです。

ステンレスは非常に硬質な為に、繊細さを要求されるアクセサリーの加工には不向きでしたがステンレスの加工技術の向上とともに、アクセサリーの分野でも使用され始めました。

メリット・サビ、変質、腐食に強い
・硬く丈夫
・アレルギー対応の効果が非常に高く安心
デメリット・華奢なデザインが少ない
表記「ステンレス」「サージカルステンレス」

最後に

金属アレルギーは大変なことが多くストレスになってしまいますが、正しく知っているとストレス軽減になるかもしれませんし、今よりピアスを選ぶのが楽しくなるかもしれません。
気になるものがあったら試してみてくださいね。

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