地球や人に優しい物って何だろう…。
環境に優しいプラスチック容器の代わりになるものを知りたい。
環境の為に取り組みたいけど何があるか分からない。
とういか方に「バガスモールド容器」をご紹介します。
バガスモールド容器とは
さとうきびの絞りかす「バガス」を原料としたパルプを溶かして型に入れ、すき上げて作る紙の食品容器です。
バガスとは
砂糖を作る過程では、砂糖生産に必要な糖汁をさとうきびから絞った後に、茎や葉など大量の残渣(搾りカス)を発生します。
この残渣が「バガス」と呼ばれるもので、その年間排出量は、世界中で約1億トンにも上っています。
バガスを再利用するメリット
①森林保護
バガスを紙原料として利用することにより木材の使用量を減らすことができ、その分森林を保護することができます。
②ゴミの減量
バガスモールドはサトウキビ由来の生分解性のそざいなので、土の中に埋めると微生物などによって分解され土に還ります。
また、バガスは従来、余剰分が廃棄物として処理されていたものなので、ゴミを減らしリサイクルにも貢献します。
③CO2削減
バガスモールドはサトウキビの絞りカスを原料としているため、仮に可燃物として燃やしたとしてもサトウキビが成長過程で吸収したCO2が大気中へ戻るだけです。
そのためのCO2排出量としてはプラスマイナスゼロ(カーボンニュートラル)となり、CO2の削減と温暖化の防止にも繋がります。
見た目がオシャレ
出来ることからやっていこう
「環境問題」「地球温暖化」などの言葉はスケールが大きすぎて、個人規模で何かしようと考えたときに漠然としてしまいそうですが、まずは今使っているプラや紙の容器をバガスに変えてみるところから初めていくと環境問題への取り組みのハードルが下がり実践しやすくなりそうですね。
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