レジ袋の有料化で「バイオマスレジ袋」という言葉を初めて耳にした方は多いのではないでしょうか。
経済産業省からレジ袋有料対象外の一つとして指定されているのが「バイオマスレジ袋」です。
③バイオマス素材の配合率が25%以上のもの植物由来がCO2総量を変えない素材であり、地球温暖化対策に寄与するためです
ですが、突然「バイオマスレジ袋」と言われても。
「何それ?」となった方は少なくないと思います。
これから増えていくであろう「バイオマスレジ袋」について書きます。
バイオマスとは
バイオマス「バイオ (bio)=生物資源 マス(mass)=量」とは
「再生可能な、生物由来の有機性資源(石油など化石資源を除く)」のことです。
バイオマスは3種類あります。
1.廃棄物系バイオマス
廃棄される紙・家畜排せつ物・食品廃棄物・建設発生木材・製材工場残材・下水汚泥等
2.未利用バイオマス
稲わら・麦わら・もみ殻等
3.資源作物(エネルギーや製品の製造を目的に栽培される植物)
じゃがいも・さとうきび・トウモロコシ・大豆・タピオカ 等
バイオマスレジ袋は この資源作物 で作られています。
バイオマスから得るエネルギーを
「バイオエネルギー」または「バイオマスエネルギー」と言います。
バイオマスを燃焼することなどで放出されるCO2は、資源が成長過程の光合成等で大気中から吸収したCO2なので、
石油由来のエネルギーや製品をバイオマスにすることで、 CO2の排出削減し地球温暖化問題に貢献することが期待できます。
バイオマスレジ袋のメリットとデメリット
使い心地や耐久性は従来のレジ袋と変わらないようです。
メリット
・環境に優しい。
・無料で客に渡せるので一部の来店目的に繋がる可能性がある。
・レジでのレジ袋確認が無いのでオペレーションが短縮出来る。
デメリット
・価格が高い。(以前に比べると価格は下がってきました。)
・材料が海外からの輸入が多いため供給が不安定。
バイオマスレジ袋の見分け方
消費者が他のプラスチック製買物袋と区別できる 必要がある。
必要な表示:バイオマス素材の配合率が 25%以上であることが第三者により 認定又は認証されたことを示す記載又は記号
バイオマスレジ袋だと見て分かるように認定マークか認証の説明文をつける事が決められています。
最後に
バイオマスレジ袋は現状だとお店の導入は簡単ではない課題はあるようです。
ですが、これからレジ袋に限らずプラスチックは色々な変化をする可能性がありそうですね。
環境に優しいプラスチックで、環境にどのような効果が出るのかこれから気になりますね。